OLFA

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孤独を教えられるのは嫌い

沈黙の夜は嫌い

独りぼっちを数えるのは嫌い

突き刺さる痛みは嫌い

嫌いなもので溢れている

ここはどこなのだろう

誰か名前を呼んで

お願い呼んで

呼んで


ああ 私には

誰か なんて居なかった

君には 誰か がいるのに

なぜ そんなにも

悲劇のヒロインを演じたがる


すべるテープ

拾えない言葉

輝かない雨

そんな世界は

捨ててしまえばいいの


優しい人

私にはいない

優しい人

遠い架空の世界の人

羨ましいよ

僕がいる君が


愛なんかくれなくていいよ

持ってないでしょどうせ

お前は一人だと突きつける

残酷なことを平気でする

あんたなんか嫌いだ

あんたなんか嫌いだ


君までも

君までも僕を捨てるのか

僕は特別になりたかったんだ

他の誰かより少しでも

特別になりたかった

頑張ったつもりだよ

それでも

君までも僕を捨てたんだ

捨てたんだ


あの日私は死にました

私を縛り痛めつけたものたちのせいで

あの日私は死にました

風呂場で一人泣きじゃくって死にました

だからあの日は命日です

あいつらは未だ花も手向けずのうのうと生きています

あの日私は死にました

心のうちに遺書を書きながら

『忘れるな、許さない。』


誰か

この憂を忘れさせてください

誰か

この雲を裂いてください

誰か

この声をすくってください

誰か

 

誰か